小児科の看護師は、ほかの診療科目以上に常に笑顔で患者に接することが大切です。
小児科には様々な年齢層の子供たちが通院したり、入院をしたりしています。
しかも病気を抱えて辛い思いをしているので、不安を抱え、気持ちが塞ぎこむと治療をスムーズに行えない場合も少なくありません。
ですから看護師は、日頃から患者に笑顔で接し、病気や治療の不安を少しでも軽減することが大切なのです。
そして、できるだけ声掛けを行い、患者とコミュニケーションを積極的に取るようにして、悩みを聞きだしたりしながら信頼関係を築いていくようにしましょう。

それから、病気や治療について説明を行うときには、患者の年齢に合った話し方を心がけるようにするのもポイントです。
特に幼児の場合は、できるだけ簡単な単語を用いて説明するようにしてください。
専門用語を並べて話すことがないようにしましょう。

そして3つ目は、患者の不安やストレスを和らげるために、適宜タッチングを行うことをおすすめします。
タッチングとは、背中を擦ったり、手を当てたりすることで、相手に安心感を与える効果があります。
治療は患者の心と体に負担をかけてしまうこともあるので、患者の背中や腕を擦ったり、痛みを訴える場所に手を当てたりして、不安やストレスを少しでも軽くするように心がけましょう。
ただし、その際は、いきなり触れることは避けてください。
患者の中には、いきなり触れられると驚いたり、パニックになる子供もいるからです。
タッチングを行うときには、言葉でのコミュニケーションを重ね、信頼関係を築いてから行うことが大切です。